2021.3.25 グローバル社会起業寄附講座オンラインシンポジウムを開催しました

3月25日(木)に、グローバル社会起業寄附講座オンラインシンポジウム「1000年を紡ぐ都市京都からのグローバル社会起業人材育成 – Developing Global Talent for Social Entrepreneurship from Kyoto –」を開催しました。
本シンポジウムは、持続可能な社会を目指すコミュニティ、企業、組織や個人のあり方のビジョンを提示し、このビジョンを具体的に実行する社会起業家の人材育成や、スタートアップ・エコシステムとしてのグローバル、並びに、地域連携についての活動と今後の展開について討議やネットワーキングを目的に行いました。基調講演は、元ゴールドマン・サックス証券副会長キャシー 松井氏により、「ESG投資と多様性の意義」と題した講演をいただきました。続いて、パネル討論 I「グローバル社会起業家の人材育成」では、仲 暁子 ウォンテッドリー㈱ 代表取締役CEO、小林 りん ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAK Japan 代表理事、吉野 慶一 Dari K㈱ 代表取締役社長に登壇いただき、各社会起業としての事業紹介を行っていただくと共に、事業を自ら起こしやすくする環境、エコシステムを整えていくのに一番重要だと思われる事柄などについて活発に議論が交わされました。また、パネル討論 II「1000年を紡ぐ都市京都からの社会起業の現状と今後」では、山中 はるな 京都市ソーシャルイノベーション研究所 SILK Fellow、龍崎 翔子 L&Gグローバルビジネス 代表取締役、榊田 隆之 京都信用金庫 理事長に登壇いただき、社会起業における大学や地域・コミュニティの役割などについて討議を行いました。最後に、久能 祐子 京都大学 理事(本大学院 特命教授)より、アントレプレナーシップの必要性、21世紀のビジネスモデル、これからの30年についての話題を含めた閉会の挨拶がありました。

当日は、社会人、学生など約160名が参加しましたが、本シンポジウムでは、登壇者の過半数が女性であるユニークなイベントとなりました。社会課題を生まない取り組みや社会起業家のためのエコシステムなどの討議に加えて、ダイバーシティマネジメントを考える重要な機会となりました。

開会の挨拶、パネルⅠの様子

パネルⅡ、閉会の挨拶の様子